2024/03/21

学校の伴奏


毎年、教室の生徒さんたちが通う様々な学校で合唱コンクールが行なわれます。 今年度は5名がピアノ伴奏に取り組みました。


一見、伴奏者は補助的な役割に見られますが、伴奏が入ることで歌単体だけの響きに価値を付加させられ、より豊かな音楽をつくりだすことができます。

そして、ソロとは異なる技術が必要とされるため、正確なリズム感や合唱を支えるバランス感などが大切になります。このように指揮者に従属しながら歌に寄り添うことで、歌とピアノが渾然一体と調和します。



初めて伴奏を経験した生徒さんたちは「発表会とは別物の緊張をした!!!」と興奮して報告してくれます。クラスメイトの責任をずっしりと感じているからでしょう。


また、ある生徒さんから本番の動画を見せてもらったところ、凛々しい表情に堂々とした立ち居振る舞いで伴奏していました。 教室で接している姿より、一回りも二回りも大きく見えたのは感動的でした。


特に、楽譜を貰ってから17日後に本番があった生徒さんは、定期考査があったにも関わらず、自力で曲をまとめてレッスンに来ました。これは一朝一 夕にはできない、日ごろの練習の賜物だと思います。余談ですが、本番の演奏はノーミスで、先生方から好評だったそうです。


学校で活躍できる場があること、そして、ピアノを通じて人との関わりが持てることに嬉しく思います。


これからも応援しています!